HSK4級 受験対策と特徴

HSK4級合格の為にはどれぐらい学習時間が必要?_

HSK3級合格に必要な学習の目安は、大学で第二外国語を履修し、2回生前期程度の学習量が必要とされています。一般的な時間に換算する約140時間分の授業に相当すると言われています。このようにHSK3級になるとこれまでとは違って、より高度な語学レベルを要求されます。

HSK4級では、受験生の日常中国語に対する基礎的な学力と応用力を計るために試験が行われます。
HSK1~3級では、旅行や仕事において、基本的なコミュニケーションを複数人で行える程度の学力でよかったのですが、HSK4級ではその難易度が格段に上がります。
以下はHSK4級で実際に出題された問題です。中でも分かりやすい問を選びましたので、解けるか試してみて下さい。

◆ 例題
下記、語句を正しい順番に並び替えて、正しい中文にしましょう。

問1:「会弹钢琴的人 / 羡慕 / 很 / 她」
回答1:「她很羡慕会弹钢琴的人」

問2:「亚洲经济的 / 正在 / 逐渐 / 提高 / 增长速度」
回答2:「亚洲经济的增长速度正在逐渐提高」

問3:「专为老年人 / 提供的 / 这椅子 / 是」
回答3:「这椅子是专为老年人提供的」

問4:「已经 / 报名人数 / 900 / 超过了」
回答4:「报名人数已经超过了 900」

如何でしたでしょうか?
具体的に、HSK4級では「広範囲の話題で、中国語を使ってコミュニケーションできて、かつ中国語を母国語とする方と流暢に話せる」ような学力が求められ、試験では筆記試験もあります。
中国語の中級~上級レベルと認識すると良いでしょう。

HSK4級合格の単語を覚えて勉強

HSK4級 学習の目安

中国単語1200と基礎文法の知識が求められる

中国語単語 1200語程度(1級/2級/3級で勉強した150+150+300語の合計600語を含む)の常用単語と文法知識を習得している方を対象として試験内容が作られています。
また、大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習内容が目安とされております。HSK1級/2級では第1年度の中国語入門、3級は初級の学習範囲だったのが、本格的に中国語を学んでいく範囲に入っていますので、難易度は上がります。

HSK4級合格に必要な目安の勉強時間

HSK4級でよく出題される1200単語

HSK1~3級で求められる学力とは格段に差がある事を知ろう!

以下がHSK4級で新たに勉強しないといけない600単語の1例です。1級~3級で出題される単語とは違って、本格的に中国語を勉強しないと意味の分からない単語が増えていますね。
PM Chinese SchoolではHSK4級受験対策講座として、様々な無料オンラインリスニング動画を配信しております。せっかく受験するのなら1発で合格を目指しましょう!

中国単語ピンイン
从来cóngláiこれまでずっと、従来から
粗心cūxīn不注意な、そそっかしい、うかつである
答案dá’àn答え、解答
打扮dǎbàn身支度をする、着飾る、装い
打折dǎzhé割引する
打扰dǎrǎo邪魔する、迷惑をかける
打印dǎyìn印刷する、判を押す
打针dǎzhēn注射をする
大概dàgài大体の、おおよその、たぶん
大使馆dàshǐ guǎn大使館
HSK4級レベル 頻出中国単語10例
HSK3級でよく出題される中国語単語

PM Chinese SchoolでHSK4級合格!

HSK1~3級で求められる学力とは格段に差がある事を知ろう!

PM Chinese Schoolでは、HSK4級に合格するための様々なオンライン講座を配信しています。オンライン動画よりHSK4級レベルの中国語を勉強し、合格を目指しましょう。特にネイティブの発音チェックを通した動画、かつ中国の標準語の発音にしてありますのでしっかりと学べるはずです。

PM Chinese schoolでHSK4級合格を目指す

Youtubeで配信しているHSK4級 受験対策講座(無料)一覧です。頻出中国語単語のリスニング練習やそれに基づく例文のリスニング練習、そのほかHSK1級や2級よりやや難しい中文のリスニングを順序だてて勉強できるようにまとめています。自分に合ったYoutube動画を探してください。

HSK4級 受験対策講座 #サンプル

PM Chinese School のYouTubeチャンネルでHSK4級の中国語を勉強し、合格を目指しましょう。

HSK4級講座の一例

HSK4級の点数配分と評価

点数や時間の配分を試験当日までには目を通してください。

HSK4級の試験内容は大きく3つに分かれており、

● 聞き取り/リスニング問題 配点 100点
● 読解問題 配点 100点
● 作文 配点100点

となっています。それぞれの配点はそれぞれ100点づつとなっており、合計300点で評価されます。

尚、HSK3級までの聞き取り問題は、放送回数が2回ありましたが、4級からは1回のみとなっている点に注意して下さい。
HSK4級合格のためには60%以上の180/300 点が合格基準となっており、リスニングと読解問題はマークシート方式、作文問題は記述式となっています。

HSK4級の点数配分と評価

HSK4級の試験内容と時間 合計100分

点数や時間の配分を試験当日までには目を通してください。

ここではHSK4級の具体的な試験内容や時間配分をご紹介します。HSK4級にもなると難易度が上がり、中国語の基礎学力をしっかり学習していないと合格できません。

HSK4級の試験内容と時間

聞き取り/リスニング問題:約30分間(放送回数1回)

HSK4級は、これまでの級とは異なり、中国語をしっかり勉強し、今後も中国語を第2言語として身につけていこうという方が多い印象です。その分、中国語の基礎学力が求められることはもちろんですが、応用力も求められます。
ここでは、HSK4級のリスニングパートの紹介をします。リスニングが終わった後は、解答用紙に記入する時間が予備として5分間が与えられます。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 10題
正誤判断の問題短文が放送され、その内容と、問題用紙に
与えられた短文の内容が一致するかを判断する
第2部
– 15題
会話の内容に関する問題2人の短い会話とその内容に関する問いが放送される。
問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。
第3部
– 20題
会話や短文の
内容に関する問題
2人の会話や短文と、その内容に関する1~2つの問いが放送される。
問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。
マークシート方式 にて回答

読解:40分

ここではHSK4級の読解試験について紹介します。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 10題
空所補充問題文中の空所部分に、4つの選択肢の中から
適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。
第2部
– 10題
短文の並べ替え問題与えられた3つの短文を並び替えて正しい文を作る。
第3部
– 20題
文の内容に
関する問題
短文とその内容に関する問いが与えられており、
問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。
マークシート方式 にて回答

作文:25分

HSK3級で初めて登場したライティング試験ですが、4級はさらに難しくなっています。苦手意識の強い方が多いためライティング練習は試験当日まで継続してください。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 10題
語句の並べ替え問題与えられた複数の語句を
並び替えて正しい中国語文を作る
第2部
– 5題
作文問題写真と単語が1つずつ与えられ、
その単語を使って写真の内容を表現する
記述式 にて回答