中学3年生の英語学習

中学3年生に勉強すべき英語!!

 本来の語学学習はコミュニケーション能力を向上させるためにあります。特に英語は世界中で最も多くの人に利用されている言語で、母国語以外で自分の伝えたい事を伝えられる言語を持つことは、将来の選択肢を増やしたり、様々な価値観の人とづながったり、世界を大きく広げて人生を豊かにしてくれます。もちろん、中学校の学習だけではペラペラになるわけではありませんが、中学生で英語の基礎を自分自身に作っておくことで、長い目で見て、本当の英語力が身に付きます。そのため、何度も繰り返し、英語学習に取り組みましょう。

中学3年間の英語を勉強する

 中学校3年生の最後には高校受験が控えており、夏休みを目途に受験勉強に切り替えた人も大勢いることでしょう。ここでは中学校3年生が勉強する英語の内容を解説します。中学3年生にもなると、英語の文法も格段に難度が上がり、これまで英語が得意だった生徒も、急に苦手意識を持つ子が増えるタイミングです。特に中学3年生の英語で押さえるべきポイントを紹介しつつ、網羅的に解説しますので、苦手なポイントがあれば克服を図りましょう。また、同時に受験勉強に向けて中学1年生、中学2年生のそれぞれの英語もしっかりと復習してください。

中学1,2年生で習った英語をきちんと理解しているか?

 中学3年生では、これまでの学年の総復習を行い、受験でその理解度を試されます。1、2年生の単元からつまずいている人は、1年、2年の単元に戻りひとつずつ苦手な箇所を克服するようにしましょう。まずは単語の暗記から始めて、熟語、英文法と英語学習を進めていくといいでしょう。

中学3年生が覚える英単語

小学生~中学2年生までの英単語は完璧ですか?

中学3年生が覚える英単語

 2020年の学習指導要領の改訂で、英語の学び方が大きく変わりました。英単語の覚える量も同じく変化し、中学生は、「1200語程度 ⇒ 1600~1800語程度」と約1.5倍になっています。ちなみに小学生は約700~800語とされています。合計すると2000語を優に超える量を覚えていかなければなりません。中学3年生では、高校受験に向けて、小学生で覚える英単語700語と中学3年間で覚える1800語の合計2500語程度を覚える必要があります。2500語と言えば膨大な量で付け焼き刃では補える量ではありません。できるだけ毎日英単語を覚えていくことが重要になります。
  PM English Schoolでは、英語学習を少しでも楽に、かつ効率的にするべく英単語のリスニング動画を無料で配信しています。以下リンク先では、中学生の学年別に合わせた無料の英単語暗記動画を配信しています。ぜひ何度も聞いて英単語をたくさん覚えて下さい。

中学3年生の英文法の範囲

特につまずきやすい文法と解決法もご紹介します。

My Words!は英語辞典

 中学3年生では、受け身の文法に始まり、中学英文法の最難関と言われる現在完了形、文章の意味を理解しないとチンプンカンプンになってしまう関係代名詞、確認を促す目的の付加疑問文、もともとは高校での勉強範囲だったけど、2020年の学生指導要領で中学生の学習範囲に入った感嘆文を学びます。特に日本語の概念ではなかなか理解の難しい現在完了形、文章の位置の理解が難しい関係代名詞など、かなり複雑な英文法を勉強しますので、ここに掛ける時間はこれまでとは比にならないです。 但し、しかしここをしっかり勉強すれば、受験英語や高校英語で大きなアドバンテージになりますので、しっかり押さえていきましょう。

中学3年生の文法詳細
受動態◆受動態と動詞の過去分詞形について学ぶ。
◆受動態の否定文、受動態の疑問文について学ぶ。
◆Be動詞の後にnotをつける事で、
 受動態を否定文にする事が出来る。
◆Be動詞+主語+動詞の過去分詞形の形を取ることで、
 受動態を疑問文にする事が出来る。
現在完了形 主語+have+過去分詞で現在完了形の文章を作る事が出来る。
 現在完了形には、継続・経験・完了の用法がある。
関係代名詞◆文中の名詞を修飾するために、Who, Which, (Whom)を
 使って文中もう一度動詞が出てくる事がある。
付加疑問文◆普通の疑問文とは違い、疑問を投げかけるのではなく
 確認をする変わった疑問形がある。「~ですよね?」というニュアンスになる。
感嘆文◆驚きを表す時に使われる、少し変わった表現を学ぶ。
◆What a ○○! How ○○ !という形を取る

「現在完了形」を苦手とする生徒が多い

 中学3年生になって英語が苦手になったという生徒の大半で、理由に挙げるのが「現在完了形」です。「現在完了形」は日本語にはない文法ですので、感覚を掴むまでに時間がかかります。また、現在完了形にはいくつかの用法があり、「使い方が複数ある」ということで苦手意識を感じる学生が生徒が多いです。現在完了の大きく分けて3つの用法があります。

  • 継続 [ずっと~していて、今もそうである]
  • 経験 [以前~したことがある]
  • 完了・結果 [もう~してしまった]

 これらどの用法も、現在形、未来形、現在進行形、過去進行形など、中学1年生や2年生で勉強した来た「時制」の延長上にあるものなので、現在完了形が全く分からない場合は、「時制」を復習しなおすのも手です。

「書きかえ問題」で現在完了形に慣れよう

 現在完了形の感覚に慣れるために最も有効なのは「書きかえ問題」です。より具体的な説明は「学年別文法解説ページ」でさせて頂くとして、ここでは1問だけ体験してみましょう。

She became sick last month. She is still sick.
彼女は先月病気になった。彼女はまだ病気である。

上記のような二つの文を、現在完了形を使って一文に書きかえるというものです。この場合、答えは

She has been sick since last month.
彼女は先月からずっと病気だ。

になります。「現在」の状態を直接言わなくても、現在完了形を使うことによって「先月から今までずっと病気」という意味を持たせることができます。

直観的に理解できるまで繰り返す

 「書きかえ問題」を何度も解いていくと、現在完了形の文法的意味合いと同時に、それぞれの時間軸の流れが直観的にわかるようになります。2つの文を1文で表現するというのに慣れてきたら、1文を2つの文に解きなおすというのもやってみましょう。ここまでできるようになれば、現在完了形は得意な文法と言えるようになっていることでしょう。

「分詞」は必ず暗記しよう

 中学3年生の英語学習の中で、英語を苦手にさせてしまうのが「分詞」です。分詞は現在完了形の勉強にも関係があり、受動態を理解する際にも必要となってくる知識です。特に過去分詞については、動詞の規則変化のルールはもちろん、不規則変化もきっちり押さえておく必要があります。また、現在分詞や過去分詞を形容詞的に使う用法も出てくるため、「分詞」という範囲は中学3年で習う英語の中でも重要項目の一つです。受験勉強にしっかり打ち込めるように、中学3年の英語は予習復習をしっかりして臨みましょう。

過去振り返っての弱点見つける

 中学3年になってからどうしても英語の学習スピードが落ちたとか、まったく頭に入ってこないなんて場合がありますが、そんな場合は無理して進めるよりも、中学1年で習った英語の範囲を振り返りましょう。まずは自分がどのレベルで、英語に対する理解が曖昧になってきたのかを把握するのが先決です。基礎文法が理解できていないかもしれませんし、単に英単語力が不足しているだけという場合もあります。さらには、分かったつもりだったけど全くの見当違いで覚えていたなんて場合もあります。英語は「積み重ね」が大切な教科で、逆に言えば過去のある弱点を克服するだけで、それ以降の英語学習が驚くほどスムーズになることもあります。不安だなという方は、以下より各学年の英文法を見返してみて下さい。

PM English School でリスニング

無料のYoutubeチャンネルで英語に慣れていきましょう

中学3年の英語を振り返って単語や熟語、文法を学ぶ

 中学1年~3年、高校受験対策などの無料の英語学習動画をレベル別で紹介しています。中学生なら必ず覚えたり、理解したりしないといけない英語教材ばかりになりますので、高校受験までには覚えるようにしましょう。もちろん、高校英語でも活用するような基礎的な英語ばかりですので、今後の自分のためにも勉強してください。

英単語の基礎リスト NGSL-S

NGSLは最強の英単語リストです

英語辞典・英語辞書

 中学3年の皆さんはすでにこの動画をご覧いただけましたでしょうか?小学英語と中学1年の夏までに覚えなければならない、基礎的な英単語ばかりを集めたリスニング動画になります。英語の基礎として高校受験までには、この動画シリーズに出てくる単語は全て覚える必要があります。ご覧いただき、覚えきれていないか確認も含め、動画を見て見ましょう。

中3英語の挽回勉強法!!

勉強をしないと分かっているのに資格試験の日まで残りわずかになっている方。サボっていた訳では無いけど、仕事の後に勉強なんて現実的に無理だったと諦めている方。日々の生活を仕事に追われて気が付いたら試験にもう間に合わない方。1週間あればまだ可能性はあります。今回はそんな資格試験対策に遅れてしまった方におすすめしたい挽回勉強法を紹介します。1週間で資格試験の対策や勉強をするのは無謀だと思いますか。これは徹底的に無駄を省いた勉強法です。1日目~4日目までは過去問やテキストに目を通して下さい。内容を覚えようとする必要性は全くありません。過去問やテキストに目を通して仕分けを行って欲しいのです。出題頻度が低い問題や分野、難しすぎて理解するのに時間のかかる問題や分野、そもそも配点が低い問題や分野、他の受験者でも解けないだろうと予想される問題や分野、直近で出題されたその年固有の問題など。これらの勉強に時間や労力を割くのは時間の無駄です。何故ならそこに労力を労したとしてもそもそも得点が見込めないからです。なのでそのような問題や分野ははなっから捨てて下さい。逆に出題頻度の多い問題や分野、配点の高い問題や分野、必須問題に力を注ぎます。前半の4日間で仕分けを徹底して行うことで、残りの3日間は必要な事だけに集中できます。その際に注意して欲しいのが答えだけを覚えるのはダメ。問題と解答、それとなぜその解答なのかを一緒にセットで覚えて下さい。関連情報も余裕があれば覚えておいて損は無いでしょう。ですが、時間的に難しいなら覚えなくてもOKです。まずは必要な問題や分野を徹底して3日間で詰め込んで覚えましょう。ミスが無ければ資格試験に合格できる確率を大きく上げられるでしょう。

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